呉 達人
Shopify新規構築をはじめ、自社EC・Amazon・楽天市場・クラウドファンディングを活用した総合的なEC運営支援に取り組んでいます。
Shopifyでストア運営するマーチャントにとって現金決済(銀行振込・コンビニ払い)でお馴染みとなっているKOMOJU。
従来はキャッシュレス決済サービス「PayPay」を利用することができませんでしたが、いよいよ利用できるようになるとのことです!
お得なキャンペーンも実施しているそうなので、その辺りの情報も含めて導入すべき決済サービスについてアウトプットしていきます。
KOMOJU×PayPay
KOMOJUはECサイトにクレジットカードをはじめとして決済システムを導入できるサービス。
Shopifyとも簡単に連携することができるため弊社でもよくご提案したり、実際に利用もしています。
クレジットカード決済に関してはShopify Paymentが利用できるので、Shopifyでは主に銀行振込やコンビニ払いといった現金決済の収納代行サービス的な立ち位置で利用することが多かった傾向にありました。
とはいえ、ここ最近は様々なキャッシュレス決済サービスが普及しており、まさに戦国時代。
中でもPayPayは積極的なテレビCMなどもあって普及してきているサービスと言えます。
従来、Shopifyで運営するストアにおいてPayPayを導入するにはSBペイメントサービスと契約して連携する必要がありました。
もともとShopifyとの連携でいくとKOMOJUの方が以前からありましたが、PayPayを導入したいマーチャントにとってはSBペイメントと契約する必要がありました。
今回KOMOJUでも利用できるようになったとのことで、もともとShopifyと相性がよかったので利便性は向上するものと考えられます。
新規アカウント作成でお得になるキャンペーン
今回、新たにKOMOJUを通じてPayPayを導入するマーチャント向けにお得なキャンペーンを実施しているそうです。
詳細は下記のプレスリリースをご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000048583.html
内容をみるかぎり、3月末まで手数料無料になるほか、4月以降は手数料が永年2.99%になるというお得な設定になっています。
ただし、既存店は対象外のようで、あくまでも今回新規でKOMOJUのアカウント作成を行いPayPayを導入することが条件のようです。
そういった意味で今まさにストア構築中だったり、新規開設とPayPayの利用を検討している方にとっては朗報といえるでしょう。
逆にいますでに利用中の場合はPayPayが利用できるようになる、というニュースとなります。
決済サービスの選び方
Shopifyの魅力はたくさんありますが、そのうちの1つに豊富な決済サービスの提供があります。
設定自体も比較的カンタンなため、複雑なコードを入れたり、入念な開発・テストをする必要がなく決済サービスを導入できるのは大きなメリットです。
とはいえ、だからといって何でもかんでも入れればいいという問題でもありません。
理由はいくつかありますが、やはり一番の理由は管理が煩雑になってしまうことです。
入金サイクルの管理だったり、売り上げを実際に会社やお店の会計ソフトに記帳するなど、選択肢が増えれば増えるほどお客様にとっては便利かもしれませんが運営の手間は増加します。
また、「お客様にとって」といっても本当に重要なのは実際に使われているかどうかです。
逆に選択肢が多すぎて迷わせてしまう可能性がありますので、決済サービスは必要最低限にするのを推奨しています。
そういった意味でPayPayに関しては商品単価が低い、具体的には数百円〜5,000円くらいまでのラインナップがメインのストアには相性がいいように感じます。
それ以上に高単価な商品がメインのストアはあまり利用される回数が少ない可能性があります。
具体的な数字があるわけではないので断言はできませんが、基本的に決済サービスの選び方は商品単価の価格帯、そして実際に購入するお客様の属性(年齢や性別など)が関係します。
ストアの特徴や傾向を加味しながら最適な決済サービスを選んでいきましょう。