Shopify UNITE2021まとめ・待望の新機能など今年も目白押し!

呉 達人

こんにちは。長野県佐久市のShopify Experts認定企業・合同会社FRONTIER TRADE代表の呉(くれ)です。
Shopify新規構築をはじめ、自社EC・Amazon・楽天市場・クラウドファンディングを活用した総合的なEC運営支援に取り組んでいます。

Shopifyに関わる関係者にとって毎年恒例の一大イベントとなっているShopify UNITE
今年も待望の新機能や驚きのアップデートなど最新情報が目白押しでした。

以前からお伝えしているようにShopifyの進化は常に止まらず、むしろスピードアップしている気がします。

Shopify UNITE2021概要

Shopify UNITEとはShopifyが毎年開催している一大イベント。

具体的には直近で公開あるいは利用可能になるShopifyの新機能やアップデートを発表する場となっています。

2021年もオンライン配信にて実施。
現地(カナダ)で開催されるため、日本時間6月30日午前2時からのスタートとなりました。

Shopify UNITE2021まとめ

それではShopify UNITE2021で発表されたアップデートや新機能についてまとめていきます。

まずはじめに、今年のShopify UNITE2021では「Online Store 2.0」と題して大幅なアップデートが発表されました。
特にテーマフロントにおいて多くのアップデートがあったそうなので「Online Store 2.0」と題したようです。

Shopify自身がオンラインストア2.0と名付けるほどのアップデートにワクワクが止まりません!

では早速みていきましょう。

Sections Everywhere

まず何といっても「Sections Everywhere」はマーチャント様にも我々支援会社にも待望といえる新機能。

日本語にすると「どこでもセクション」です。

従来からShopifyテーマのカスタマイズ画面はセクション構造になっており、テキストや画像などを簡単に反映して順番の入れ替えなどができました。

このセクション構造が商品画面や通常ページでもできるようになる予定です!

将来的にはPageflyやShougunといったページビルダーが不要になってしまうかもしれませんね。

メタフィールドのメジャーアップデート

メタフィールドとはShopifyでは標準で持っていない情報(例:オプションで入りきらない情報、原産国や素材など)を追加・管理するための機能。

これまでメタフィールドを追加するには専用アプリMetafields Guruを使用するか、もしくは直接APIを使用するなどややハードルがありました。

今回のアップデートではShopifyの管理画面からメタフィールドの追加・編集ができるようになるそうです!

Theme App Extension

Shopifyアプリを使う際にデメリット・課題とされていたのがテーマと干渉することや謎のコードが残ってしまうことでした。

そのためShopifyアプリの入れ過ぎには要注意という話をよくしていましたが、その課題がついに解決されるそうです!

具体的にはShopifyアプリがテーマから分離して、アプリの要素をテーマエディタで追加・削除できるようになるそうです。
これによって、テーマに反映したはずの内容が消えたり崩れたりといった干渉を防ぐことができたり、使わなくなったアプリのコードが残ってしまいそれが原因で発生していた不具合の特定も従来より容易になることが期待できます。

Checkout App Extension

こちらも待望の新機能!

従来は最上位プランのShopifyPlusでしか編集できなかったチェックアウト画面が通常プランでも編集できるようになるそうです!!
これまでShopifyPlusを導入する理由の1つとして大きなウエイトを占めていたように感じます。

チェックアウト画面の編集ができることで、よりストアごとに必要な情報をお客様に届けることが可能となります。

これは売り上げに対するインパクトも期待できそうです。

チェックアウトスピード強化

これまでの大量アクセスや大量の注文処理に対して対応できるのが強みだったShopify。

今後はさらにスピード強化が行われ、ページレンダリングは5倍、チェックアウトは2倍速くなるそうです。

これでより一層、惜しみなく商品やブランドの訴求ができますね!

最新公式テーマ『Dawn』

Shopify公式テーマ(無料テーマ)が今年も発表されました。

その名も『Dawn』。

今回のShopify UNITE2021で発表された『Sections Everywhere』やメタフィールドのメジャーアップデートなど、「Online Store2.0」のすべての新機能が含まれているテーマとなるようです。

Shopify AppStoreのパーソナライズ化

多くの追加機能や分析ツールなどを導入できるShopifyアプリ。
そのアプリを探すために利用するShopify AppStoreがよりパーソナライズ化されるそうです。

ShopifyアプリはShopifyの魅力の1つであることに間違いありませんが、その反面多すぎて何がいいのか分からない・・・というお声を聴くのも事実。
今後のアップデートでどの程度まで最適化されるか分かりませんが、利便性が向上するのは間違いないでしょう。

アプリ提供収益が約1億円まで手数料ゼロ

最後に開発者向けの話題を2つ。

1つはShopify開発パートナーがAppStoreで販売・提供したアプリの収益に関して、なんと最初の100万ドル(日本円で約1億円)まで手数料が発生しないと発表しました!

Shopifyさん太っ腹すぎます(笑)

Shopify Devの刷新

こちらもアプリ開発者向けの情報となりますが、Shopify開発関連のコンテンツが膨大に公開されているShopify Devのサイトが刷新されました!

https://shopify.dev/

まとめ

毎年恒例となりましたが、今年も重大すぎる発表が盛りだくさんでした。

実際にリリース・実装されて利用できるようになるのは順次となりますが、楽しみでしかありません。

個人的には、やはりチェックアウト画面が通常プランでも編集できるようになる点とセクションの使用範囲が広がる点は大きなインパクトと考えています。

また実際に触れてみないとわからない要素もありますので、今後も役立つ情報をアウトプットできるように精進してまいります。

補足

各新機能やアップデートについての詳細および実際に実装されるタイミングはまちまちです。
Shopify管理画面に突然実装されている可能性が高く、その他アップデートについても詳しくは公式情報も参照ください。

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