呉 達人
Shopify新規構築をはじめ、自社EC・Amazon・楽天市場・クラウドファンディングを活用した総合的なEC運営支援に取り組んでいます。
今日はShopify(ショッピファイ)社から大きなニュースが複数舞い込んできましたのでシェアさせて頂きます!
早速本題に入ります。
目次
Shopifyペイメントに「JCB」が追加
2020年10月1日よりShopifyの標準決済として全てのストアに提供されているShopifyペイメントにおいて、クレジットカードブランド「JCB」が追加されることになりました!
これによって従来のVISA、MASTER、AMEXに加え、国内ブランドJCBも標準で利用できるようになります。
既にShopifyでストアを運営しているアカウントは10月から順次、10月1日以降で新規オープンするストアはオープン時からJCBが選択できるようになるとのことです。
これまでJCBに対応するためには別途KOMOJUとの契約が必要でしたが、これで主要クレジットカードブランドがShopifyペイメント(=標準決済手段)で揃うことになりました。
消費者の利便性が向上する期待が高まるのはもちろん、ストア運営者としてもShopifyペイメント1つで集約できるのはありがたい限りです。
弊社にもかねてから「JCBを利用するにはどうしたらいいか?」というお問い合わせを頂くことも多く、その度にKOMOJUの契約を推奨していましたが、これでShopifyペイメントに集約されることになります。
JCBの利用者割合はVISAに次ぐとも言われており、国内での知名度・利用者数は侮れません。
最近でも嵐の二宮さんがCMをしており、何かとJCBカードを普段の買い物に使っている方も多いことでしょう。
これは非常にインパクトのあるニュースです。
なお、決済手数料はShopifyの料金プランによって異なるようです。
- ベーシック:4.15%
- スタンダード:4.10%
- プレミアム:4.05%
- Plus:3.75%
※2020年9月29日時点
SBペイメント経由で「PayPay」利用可能
今年の6月下旬からShopifyとの連携を開始したSBペイメントサービス。
楽天Payが使えるようになったことで話題となりましたが、新たな決済方法として「PayPay」も利用可能になるそうです。
これによって数あるECプラットフォームの中でもShopifyは「PayPay」が使える初めてのECプラットフォームとなります。
昨今のキャッシュレス決済の普及、特に新型コロナウイルスの影響で現金より接触を伴わないキャッシュレス決済の利用が高まる中でPayPayの利用者も増加しており、Shopifyでストア運営するマーチャントにとっても消費者にとっても嬉しいニュースと言えるでしょう。
導入にはSBペイメントサービスとの契約・アカウント開設が必要になりますが、導入したいストアは検討の価値ありと言えます。
Shopify POS最新システム上陸
実店舗やポップアップストアで利用できるPOS(Point of sale:販売時点情報管理)システムとしてサービス提供されているShopify POS。
今年の5月にグローバルでローンチされていた最新のShopify POSシステムが日本上陸となり、本格的なサービス提供が始まるそうです。
Shopify POSはShopifyが提供する専用アプリをタブレット端末やスマートフォン端末にインストールするだけで、すぐにPOSシステムが導入できる実店舗支援ツールです。
決済手段こそ無いものの、実店舗やポップアップストアといったオフラインでのビジネスを支援するもので、オンラインストアとの在庫管理や注文管理が可能になります。
また、ストア独自のポイントシステムを導入できるShopifyアプリ『EasyPoints』の利用も可能。
これはShopifyアプリストアで日本事業者向けに提供する初めてのShopify POS対応アプリとなります。
BASEショップ情報移行アプリ
昨今のEC市場の需要拡大から注目を集める国産ECサービス「BASE」。
香取慎吾さんが出演するCMも話題で、その熱の高まりは留まることを知らず、株価も右肩上がりに上昇しています。
そんな勢いのあるBASEですが、なんとBASEの情報をShopifyに移行できるアプリがリリースされました!
BASEからShopifyに移行したい場合、従来は商品情報、注文情報、顧客情報を手作業(CSV)で調整して対応する必要がありましたが、このShopifyアプリを使うことで簡単に移行作業ができるようになりそうです。
これによってBASEからShopifyへストアを移行するというマーチャントが増える可能性が高まるのではないでしょうか。
なかなかエグいことしますね(笑)
とはいえ、BASEにはBASEの良さもありますので、敵対というより相互協力という印象の方が強いと私自身は考えています。
ますます力が入る日本市場
もともと以前からShopifyは日本市場に注力する方向性だということは発表されていました。
カナダ・アメリカを中心に英語圏でシェアを拡大しているShopifyですが、その他の重点国として日本を挙げています。
今回のアップデートはもちろん、2020年は本当に多くのアップデートが発表され、実際にリリースされて利用できるようになっています。
もはや去年から比べると全く別のサービスと言っても過言ではありません。
また、今後最大の目玉としてShopify公式のサブスクリプション(定期決済)機能のリリースも控えています。
Shopify公式サブスクリプション(定期決済)機能が導入されることで、より一層Shopifyへのニーズが高まる可能性があります。
こうした変化の激しい、アップデートし続け勢いあるShopifyにおいては、ますます専門性が重要になります。
私たちもShopify Expertsとして日々最新情報に触れながら実務を積み重ねてまいります。
引き続きよろしくお願いいたします。