日本製・日本語対応サブスクShopifyアプリ『Mikawaya Subscription』で定期購入をカンタン実装!

呉 達人

こんにちは。長野県佐久市のShopify Experts認定企業・合同会社FRONTIER TRADE代表の呉(くれ)です。
Shopify新規構築をはじめ、自社EC・Amazon・楽天市場・クラウドファンディングを活用した総合的なEC運営支援に取り組んでいます。

Shopifyでサブスクリプション(定期購入・定期通販)機能を実装するためには現時点でShopifyアプリの導入が必須となります。

従来のShopifyサブスク定番アプリは『Bold Subscriptions』や『Recharge Subscriptions』といったところ。
実際に弊社でサブスクアプリを導入・利用する際は『Bold Subscriptions』を採用しています。

サブスク(定期購入)はうまく回り出すとストアとしても会社としても安定的な収益源となり、経営の安定化にも繋がります。
もちろん、そのためには「リピートしてもらう」だけの価値提供、商品力が必要不可欠
本来ストア運営会社やブランドオーナーがやるべきことは、こうした商品の磨き上げや価値提供にあります。

しかし、実際にShopifyでサブスクを導入する際、上記でご紹介したShopifyアプリが必須になります。
従来のShopifyサブスクアプリは海外製ということで使いづらかったり、以前まではShopifyペイメントと連携していなかったのでStripeなど外部決済を通す必要があるなど、課題もありました。

こうした言語や決済、あるいは細かい設定など運営者にとって課題もあった要素を解決してくれるアプリがあります。

それが日本製・日本語対応のサブスクShopifyアプリ『Mikawaya Subscription』です。

今回は、この国産サブスクアプリ『Mikawaya Subscription』について詳しくみていきます。

なお、今回の記事執筆にあたりましては『Mikawaya Subscription』を開発・運営する株式会社フロアスタンダード様より事前にご紹介、ご説明もいただきました。
ご協力に感謝いたします。

Mikawaya Subscriptionとは?

『Mikawaya Subscription』はShopifyでサブスクリプション・定期購入の機能を実装できるShopifyアプリです。
最大の強みは日本製なので使いやすく、サポートも手厚いこと。これでストア運営者やブランドオーナーは商品磨きに注力できるといえます。

料金体系
ライトプラン:無料(サブスク経由の販売手数料3%)
ベーシックプラン:月額49ドル(サブスク経由の販売手数料1%)
アプリのレビュー
★5.0/12件のレビュー

まだレビュー件数こそ少ないですが、日本国内のストア運営者から高い評価を獲得しています。

Mikawaya Subscriptionの使い方

まずは『Mikawaya Subscription』の使い方についてです。

ライトプランであれば実際の決済が発生しない限り料金も掛かりませんので、まずはインストールして触ってみるのがオススメです。

今回はせっかくの機会なので、前々から提供したいと考えていたShopifyに関する月額制のコンサルティング(ご相談)プランを実際に立ち上げてみます!

Shopifyの設定

まずは下記2点をShopify管理画面で事前に設定しておきます。

商品作成

通常の商品と同じようにサブスクを適用したい商品を作成しておきます。
操作方法は同様なので割愛しますが、サブスク適用を前提に商品説明文などで定期決済や定期お届けが発生することは明記しておいた方がいいでしょう。
ここで設定した価格が定期決済になります。

顧客アカウント

「設定→チェックアウト」から「顧客アカウント」の箇所でアカウントの作成を任意または必須にしておきます。
通常のストアでの重要度は高くないかもしれませんが、継続支払いが前提のサブスクでは顧客マイページの提供が必要です。
お客様は自分で決済方法の変更や解約手続きが行なえます。

Mikawaya Subscriptionの設定

準備ができたらアプリの設定をしていきましょう。

アプリインストール

例によってShopifyAppStoreから『Mikawaya Subscription』をインストールします。

今回はミニマムでスタートしたいのでライトプランを選択しました。

初期設定

ダッシュボードを開くと初期設定の手順が丁寧に記載されています。

コードインストール

使用しているShopifyテーマに対して『Mikawaya Subscription』の機能を実装するコードをインストールします。
連携しているShopifyテーマであれば、より簡単なようです。

現在、弊社で使用している「Narrative」は対象ではなかったようなので「product-form.liquid」と「customers/account.liquid」にそれぞれ指定のソースをコピペしました。

補足

アプリ管理画面の手順には「product-template.liquid」が例として掲載されていますが、対象となるファイルはShopifyテーマによって異なります。
「Narrative」の場合は「product-form.liquid」というファイルがあります。
その中に「{% form ‘product’, product, class:’product-form’ %}」で始まり「{% endform %}」で終わる箇所がありました。
そのソース内に指定のソースを入れることで実装できました。

注意

ソースコードの編集は誤ると不具合が発生します。心配な方は事前に該当箇所が合っているかどうか確認頂くのがオススメです。

サブスクリプショングループ作成(商品紐づけ)

次にサブスクリプションを適用するためのグループを作成します。

このサブスクリプショングループで商品の紐づけを行ない、サブスク(定期購入)を適用したい商品を選択できます。

「商品の紐づけ」を行ない、注文間隔や最低購入回数などを設定したら保存します。

再度、該当の商品ページを確認すると「サブスクリプション」欄が追加実装され、更に紐づけた内容も設定されています!

補足

上記画面にも記載の通り、該当商品をサブスクのみにしたい場合はチェックを入れることで制御できます。

商品ページ確認

実際にサブスクが実装されているか、紐づけした商品ページを確認してみます。
通常の商品だと「今すぐ購入」のボタンだった箇所がサブスクとして設定した内容になっています!

今回は通常購入(=単発)もOKにしているので両方選択肢があります。
これを商品ページでサブスクのみにすればサブスク専用の商品になりますね。

会員ページ確認

先ほどのコードインストールで会員ページからサブスクを管理できる導線を設置しました。
実際に自社のShopifyで顧客アカウントを作成して、問題なく実装されたか確認してみます。

リンクが生成されていました!
クリックすると下記のようにサブスク専用の画面が表示されます。

これでお客様側でもサブスク注文履歴の確認や支払い方法の変更、解約手続きができるようになります。

補足

上記は注文履歴がないので何もありませんが、履歴があると「編集」ボタンが表示されます。

テスト決済

『Mikawaya Subscription』はShopifyペイメントを経由して定期決済を実行します。
そのため、テスト決済する場合はShopifyペイメントのテストモードを使用します。

ShopifyペイメントのテストモードをONにして該当商品を決済してみます。

チェックアウト画面の商品欄に「定期合計」「月ごとに」というサブスクが適用されている文言が表示されます。
また、支払いに進む前にサブスクに同意するためのチェックボックスも追加されています!

テストモード専用のクレジットカード情報を入れて支払いに進むと決済が成功します。
サンクスページに「サブスクリプションの管理をする」ボタンが生成されていますので問題なさそうです。

お客様のマイページからアクセスすると、こちらも正常にサブスクの決済履歴が表示されるようになりました。

マイページから決済方法の変更や解約ができるので便利ですね。

また、運営者側としてはShopifyの注文管理に決済が表示されます。
詳細を開くと、決済された商品がサブスクに紐づいていることも確認できます。

さらに、そのお客様が何回目のサブスク決済なのかもわかるよう、自動でタグを付与してくれます。

まさしく痒い所に手が届いているといえますね。

補足

Shopifyペイメントのテストモードを実行する際に入力するクレジットカード情報は下記の通りです。
カード番号:下記いずれかの番号を入力
Visa:4242424242424242
Mastercard:5555555555554444
American Express:378282246310005
Discover:6011111111111117
Diners Club:30569309025904
JCB:3530111333300000

カード名:任意の英字を最低2文字入力
有効期限:将来の日付を入力
セキュリティコード:任意の3桁の数字を入力

なお、ここでは実際にテストモードで決済完了までやってみましたが、稼働中のストアでテストモードを使うとShopifyペイメントの決済そのものがテストになってしまいますのでご注意ください。
決済を通さなくても、チェックアウト画面で支払金額が「定期」「月ごと」になっていればOKと考えてもいいでしょう。

メールの設定

最後に補足となりますが、サブスクを申し込んだお客様へのフォローとしてメールの設定も重要です。

基本的に最初の通知はShopify標準機能で設定されている「注文の確認」が送信されます。

さらにそこから、特定の商品(注文)に対して、あるいはサブスクの回数に応じて個別のメールを送信することで、よりお客様に丁寧なコミュニケーションが図れます

そのためにはメールマーケティングアプリ『Klaviyo』の使用がオススメです。

『Klaviyo』なら特定の注文、例えば今回ならサブスクにした商品の注文に対して個別メールを作成できます
またサブスクの回数が自動的にタグ付けされますので、そのタグを使い、回数に応じたメール配信も可能です。

弊社も実際にサービスを提供するうえで、個別にメールを送って今後のご案内をする必要がありますので、『Klaviyo』を使ってご案内しようと考えています。

Mikawaya Subscriptionの特徴・強み

それでは『Mikawaya Subscription』の特徴や強みを弊社なりの見解でみていきたいと思います。

日本製・日本語対応

そもそもShopifyアプリ自体、日本語対応していたり国内の企業が開発・運営しているアプリが少ない状況です。

そういった意味で『Mikawaya Subscription』は国内企業であり、なおかつ実際に自社でもEC運営をされている株式会社フロアスタンダートさんが開発・提供されています。

ただ日本語対応しているというだけでなく、実際にEC運営されているからこそのアイデアや機能が実装されています。
サポートも含め、国内で完結するのは大きな強みと言えるのではないでしょうか。

運営・設定しやすい

日本語対応とも関係しますが、管理画面が使いやすいので各種設定もしやすく、総じて運営しやすいといえます。

※設定画面の一部

特に細かい設定に関しては英語のアプリだと、ニュアンスを正確に読み取ることまで必要になるのでハードルが高くなります
そういったストレスやニュアンスを調べる時間などは不要。

運営がしやすいということは、中核業務の「商品磨き」や「マーケティング」などにリソースを割くことができます。

実際、弊社もShopifyでサブスクを導入したいというご要望はこれまで何度もありました。
弊社がお手伝いできる場合は冒頭で挙げた『Bold Subscriptions』を導入、対応してきました。

しかし、どうしても予算の都合で自社だけで運営しなければならないマーチャント様も多くいらっしゃいます。
『Bold Subscriptions』も最近ではバージョンアップして使いやすくなってはいますが、やはり英語という点でハードルを感じ、結果としてサブスクを断念される方も見てきました。

そういった意味で、本来の業務に集中しながら簡単にサブスクが導入できるのは多くのマーチャント、ブランドにとって朗報ではないでしょうか。

Shopifyの弱みを強みに変えたともいっても過言ではないでしょう。

ランニングコストが安い

ストア運営におけるランニングコストである料金プランが良心的といえます。

特にライトプランは実際にサブスク決済が発生した時のみの従量課金制といえるので、スタートしたばかりのストアやブランドにはありがたいでしょう。
スタンダードプランでも月額49ドル+1%です。
Shopifyアプリとしては少し高い方かもしれませんが、他のサブスクアプリと比べれば同じくらいです。

商品単価にもよりますが、ランニングコストが足かせとなって運営が厳しくなるという懸念はまずないでしょう。

Mikawaya Subscriptionのデメリット

最後に考えられるデメリットをまとめてみました。

既存システムからの切り替え

これは『Mikawaya Subscription』だけでなく、どのサブスクアプリにも共通しますが、既にサブスクを稼働している場合の切り替えは相当ハードルが高いといえます。

理由は単純で、基本的には一度既存の定期決済を停止して、新しいシステム(Shopifyアプリ)で再登録する必要があるからです。
よほど顧客との信頼関係が構築されており、その手間を惜しまない状況ならよいですが、どうしても再登録となれば、そのタイミングでの離脱は増えるでしょう。

そういった意味では、これからサブスクを導入したいとお考えの方にオススメです。

デザインのカスタマイズ

大きなデメリットとはいえませんが、サブスクの画面、特に顧客マイページのカスタマイズなどはアプリからはできません。

もし行なう場合はテーマコードを編集することになりますので、HTMLやCSSの知識が必要になります。

なお、基本的にはテーマに実装されているデザインなどの装飾がそのまま適用されます。
特に顧客マイページではテーブル(表)が使用されていますので、その部分で別のカスタマイズをしている場合などは注意が必要かもしれません。

とはいえ、ものすごいこだわりがなければ、特に見づらいといったことはないように思います。

まとめ

総合評価
使いやすさ
(5.0)
売上貢献度
(5.0)
料金
(3.5)

日本製・日本語対応のサブスクアプリ『Mikawaya Subscription』についてまとめてみました。

サブスクは既に稼働している場合、システム(Shopifyアプリ)を切り替えるのは相当なハードルとなります。

一方、これから始めるなら断然オススメです。
実際に本文中でご説明した使い方を通じて、弊社でも月額制のコンサルティングサービスを立ち上げさせていただきました。
細かい設定はこれからブラッシュアップしていきますが、まず何と言っても無料でインストールできるのはありがたい限りです。

なお、今回『Mikawaya Subscription』を使用して立ち上げたご相談サービスは下記よりお申し込みいただけます。

補足

ご紹介したShopifyアプリの価格や機能、レビュー状況は記事公開時の情報です。サービス自体の有無も含めて時間が経過すると変化します。最新情報はShopifyアプリストアの各アプリページをご確認ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です