Instagramがストアになる販売チャネル機能~シリーズ『これだけでも月額29ドル以上の価値あるShopify』Vol.3

シリーズ『これだけでも月額29ドル以上の価値あるShopify』第3回目となる今回はInstagramでの販売についてです。

Shopifyを実際に利用している方に「Shopifyってなんですか?」と聞くと恐らく様々な答えが出てくると思います。
それは人それぞれShopifyを利用する目的が異なるためであり、使い方次第でいかようにも拡張できる強みとも言えます。

実際にShopify公式としてはShopifyのサービスを「マルチチャネルコマースプラットフォーム」と定義しています。
単にオンラインストア(自社ECサイト)を構築運営するだけでなくFacebook、Instagram、Amazon(欧米のみ)、楽天市場、外部サイト、実店舗など多岐にわたる販路に対して導入できる柔軟なサービスだからです。

今回はその中でもInstagramに注目していきたいと思います。

Shopifyの販売チャネル機能

Shopifyには月額29ドルのベーシックプランから販売チャネル機能が利用できます。

具体的にはFacebook、Messenger、Instagram、購入ボタン(外部サイト)、楽天市場、POS(実店舗)から販売したいプラットフォームを選択できます。

Shopifyはベーシックプラン以上で必ず「オンラインストア」が利用できます。文字通りオリジナルのECサイトを構築、運営できるのですが、Shopifyではオンラインストアも複数ある販売チャネルのうちの1つという考え方をしています。
つまりShopifyを利用することで独自のオンラインストアを運営できるのはもちろん、最初から他の販売チャネルでも販売することを前提とした設計となっています。

Shopifyの管理画面からオンラインストアで販売するための商品を登録し、注文を管理し、顧客とコミュニケーションを取る。
こうしたストア運営に必要な一連の流れをShopify以外の販売チャネルでも一元管理できます。

どの販売チャネルを選ぶかはマーチャント(販売者)の自由です。

Instagramがストアになる

いまや若者を中心に「メイン検索の対象」となっているInstagram

従来はCMや広告を見たことがきっかけでインターネット検索し、ストアやモールにアクセスして買い物をする、といった流れが主流でした。
しかし昨今では最初からInstagramで検索をして自発的にモノを探す人や「誰誰が使ってる」という情報から探す人が増えています。

もともとInstagramは写真の投稿に特化したSNSでしたので「買い物」という要素は薄かったですが、影響力のある芸能人や、いわゆるインスタグラマーの存在が大きくなってきたことで「この人が使ってるのと同じモノが欲しい!」というニーズが高まりました。

こうしたニーズもあってか2018年6月から「ショッピング機能」が日本でリリースされました。
これまでInstagramでは投稿に対してリンク(URL)を貼ることが出来ない仕様でした(貼ってもリンクされず文字として認識)。
Instagramのショッピング機能が導入されたことで投稿画像に「商品」をタグ付けできるようになりました。

これによってストア連携したアイテムをInstagramでも露出し、そのままストアへ誘導することが出来るようになったのです。

今となっては当たり前かもしれませんが、リリースされた当時は待望と言える機能でした。

Instagramでの投稿が商品の紹介となり、実際に買った人や投稿を見た人の感想が口コミ(レビュー)となります。

少し話は逸れますが、国内ECシステムのBASEもInstagramのショッピング機能連携をいち早く導入したサービスです。
Instagramで販売するためにBASE(無料)やShopify(月額29ドル~)の利用を開始したというマーチャントも少なくないのではないでしょうか。

極端な話、オンラインストアのデザインや作り込みは最低限に留め、Instagramの投稿やリンク先となる商品ページの作り込みに注力してInstagramをストア化しているマーチャントも珍しくありません。
むしろInstagramと相性の良い商材であれば、ストアを介さずにInstagram投稿から商品ページ、そして決済へと誘導できる導線設計は現代オンラインショッピングの王道なのかもしれません。

外部サイトやLINEなども販路になる

販売チャネルの中で「購入ボタン」も見逃せない機能です。

例えばすでにまとまったアクセス数のあるサイトがあったとしましょう。
Shopifyの販売チャネルである購入ボタンを使えばShopifyで登録した商品の決済導線をすぐに発行できます

以前はWordPressにPayPalで決済リンクだけ入れる、といった方法で簡易的に利用された方もいらっしゃるかもしれません。
ただPayPalはあくまでも決済システムであって商品管理、注文管理には向いていません。

Shopifyの購入ボタンが利用できることで、こうした問題も解決できます。
WordPressで多少ソースをいじれる方なら購入ボタンの出し方を工夫もできますし、LINEやメルマガといった顧客とダイレクトに繋がる手段があれば、決済リンクを貼ることで販売チャネルに早変わりです。

どこで何がしたいか?を明確に

こうした多岐にわたる販売チャネル機能は月額29ドルのスタンダードプランで利用できます。

もっと言えば購入ボタンだけなら月額9ドルのライトプランでも利用可能
ライトプランはオンラインストアや各種レポート、Shopifyアプリが利用できないといった制約はありますが、Instagramやオウンドメディアなど自社で管理する別の媒体に強みがあるのであれば、すぐにEC化できるのがメリットです。

本シリーズ第1弾で書いたように決済におけるセキュリティは万全ですので、月額29ドルどころか月額9ドルで決済システムを利用できると考えただけでも利用価値は高いのではないでしょうか。

とはいえ、こうした販売チャネルは「何でもかんでもやればいい」というわけでもありません
販売チャネルを増やすことは、その分だけリソースも必要になります。Shopifyアプリを使うことで自動化するなどマンパワーを減らせる部分もありますが、闇雲に広げれば売れるとは限りません。

ブランドやストアとして「どんな人に何を売りたいのか」を明確に決めるのが大切です。
オンラインストアとInstagramに注力して他はあえて利用しない、という戦略もアリ。
商品力があり発信力を磨ければInstagramだけでも十分勝負になるのがShopifyを利用する強みです。

これだけでも月額29ドルの価値があるのではないでしょうか。

次回はオンラインストアにとって大きな課題の一つである「カート落ち」とフォロー機能について考えていきます。

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