ビジネス規模とは?ストア運営方針を決めるShopifyプラン選択

呉 達人

こんにちは。長野県佐久市のShopify Experts認定企業・合同会社FRONTIER TRADE代表の呉(くれ)です。
Shopify新規構築をはじめ、自社EC・Amazon・楽天市場・クラウドファンディングを活用した総合的なEC運営支援に取り組んでいます。

Shopify(ショッピファイ)でオンラインストアを構築・運営する場合、ビジネス規模に応じてどのプランを選択するか検討することになります。
ベーシック・スタンダード・プレミアムの3種類が基本となっており、更なる上位プランとしてPlusがあります。

基本の3プランにおける最大の違いは管理画面とShopify POSにアクセスできるスタッフアカウント数です。

その他にスタンダードとプレミアムはプロフェッショナルレポートが利用可能、更にプレミアムはカスタムレポートビルダーと外部サービスの計算済み配送料が利用可能といった違いもありますが、まずもって判断材料となるのがスタッフアカウントがいくつ必要かという点ではないでしょうか。

そこで今回はビジネス規模とストア運営方針を決めるShopifyプラン選択について考えていきたいと思います。
どちらかと言えば経営論に近いので正解はありませんが、これからオンラインストアを本格的に立ち上げ、運営したい方の参考になれば光栄です。

ビジネス規模とは?

一口にビジネス規模と言っても恐らく人によって感じ方、考え方は異なるのではないでしょうか。

例えば、あなたは下記の会社のうちどの会社が最もビジネス規模が大きいと感じるでしょうか?

  • A社:年商5,000万円・従業員数1名・実店舗なし
  • B社:年商5億円・従業員数100名・10店舗
  • C社:年商10億円・従業員数50名・5店舗

売り上げでみればC社ですが、従業員数や店舗数でみればB社となります。
あるいは従業員1名あたりの売り上げを単純計算するとA社はたった一人で5,000万円を売り上げていることになります。
もしくは「利益が出てないから分からない」というのも答えになるでしょう。

一般的に、特にメディアでの報道では売り上げがフォーカスされがちです。
チェーン展開している会社であれば店舗数の拡大、地域の拡大がビジネス規模とすることもあるでしょう。

ビジネス規模が大きいか小さいかは一概に比較できるものではありませんので、どの指標を重要視するかはまさに経営判断、経営者の仕事です。

ストア運営方針とShopifyプラン選択

では実際にオンラインストアを運営しようと考えた場合、どういった方針で進めていくべきかを検討することになります。
すでに実店舗があったり、取り扱っている商品数や関わっているスタッフが明確な場合は決めやすいでしょう。
一方、これから本格的に始める場合はある程度の計画を策定することになります。

こうした要素は会社によって異なりますが、様々な要素から運営体制を検討し、結果としてShopifyのプラン選択することになるでしょう。
Shopifyのプランは後から変えることもできるので深刻に考える必要は無いかもしれませんが、予め方針が固まっていれば迷わずに進めます。

そこで一般的に考えられる運営体制からShopifyのプラン選択をピックアップしていきます。

少数精鋭で売り上げ最大化するならベーシック

ベーシックプランはスタッフアカウント数が2名までなので、ストアオーナーを含めて合計3名での運営体制となります。

ストアオーナーが全体を俯瞰する総監督とすれば、スタッフには1名が注文・物流・在庫管理・顧客対応といった範囲、もう1名がストアの更新やデザイン(テーマの操作)、ブログといった範囲をお任せすることでストア運営が分担できます。

あくまでも一例ですので役割分担はストアオーナー判断ですが、この体制だけでも十分に施策を試したりストアメンテナンスは可能です。
厳密にはストアの注文数や施策内容次第で一人当たりのウエイトは重くなりますが、売り上げが上がれば十分に利益が残せる体制と言えます。

まさしく少数精鋭でストア運営するならスタンダードプランでも十分です。

余談ですが、1名だけで運営している人も少なくありません。Shopifyはどのプランを選択しても出品できる商品数や売り上げ額、アクセス数に何ら制限はありません。

また外部サービスとの連携で在庫管理や出荷作業も自動化できるため、たった一人で数千万円、場合によっては数億円規模のストアに育てることも現実的に可能です。

個人商店でも商品力やアイデア、施策次第で中小企業規模のビジネスができます。

多品種で分担するならスタンダード

スタンダードプランは月額79ドル(約9,000円)になりますがスタッフ数は5名に増えます。
レポートの精度も上がるため商品単価が高い商品を扱うストアや既に別の販路で実績がある商品を扱うのであればスタンダードプランでも良いでしょう。

ストアオーナー+5名まで参加できるのであればベーシックプラン以上に役割分担を細分化できます
あくまでも参考ですが、注文・出荷・在庫管理、ストアメンテナンス、アクセス解析、アプリ管理、顧客対応といった形で出来ることが増えます。

出来ることが増えれば増えるほど売り上げが増える可能性も高くなります。
あるいは顧客対応といったきめ細かいサービス・フォローが必要な業務を手厚くすることで顧客満足度を高めることも出来るでしょう。

例えば既に実店舗を運営しており、在庫管理や物流関連の専門スタッフがいれば、その人をアサインするといったこともできます。

現在の運営体制を鑑みて役割分担を細分化し、充実したストア運営体制を構築するのに最適です。

プロ集団で億単位を目指すならプレミアム

ストア運営をする時点で皆さん販売のプロですが、中でもスタンダードプラン以上に役割を細分化してプロ集団的に組織的な運営するならプレミアムプランになります。

月額299ドル(約33,000円)とランニングコストは増えますが、スタッフ数は15名とスタンダードの3倍。
更にレポートのカスタマイズやチェックアウト時に外部アプリと連携して配送料が設定できるなど越境EC向け機能も使用可能になります。

オンラインストアの運営に10名以上のスタッフをアサインできる規模の会社であればプレミアムプランでも費用対効果は良くなるでしょう。

あるいは研修生や新入社員をアサインし、理解度や意欲に応じてアカウント権限を増やしていくといった人材育成の一環として活用することも可能です。より組織的にストア運営体制を強固なものにできます。

Shopifyパートナーを活用してプラス1名

全てのプランに共通する点として、Shopifyパートナーをコラボレーターとして承認することで更にもう1名分のリソース確保が可能です。

Shopifyパートナーとして登録している会社や個人がマーチャントのストアに申請し、ストアオーナーが承認することでスタッフアカウントとは別でもう1枠増えるのでベーシックプランなら実質最大4名での運営が可能です。

Shopifyパートナーにどこまでの権限を与えるかも選択できます。この辺りはShopifyパートナーごとに強みや経験が異なりますのでパートナーと相談するのがオススメです。

デザイン(Shopifyテーマ)のカスタマイズや更新を請け負うことが多い傾向にありますが、分析が強いShopifyパートナー、物流まで精通しているShopifyパートナーなど様々です。

信頼のおけるShopifyパートナーであればすべての権限を付与してトータル的なサポートをしてもらうのも良いでしょう。

Shopifyパートナー登録をしている会社・個人であればスタッフアカウントではなく、必ずコラボレーターとして参加してもらうようにしましょう。

小さく始めて大きく育てる

Shopifyの各プランはいつでも変更できますので、様々なビジネス規模に対応しているといえます。

最初は自分一人で小さく始め、売り上げや利益に応じてスタッフを増やしながら大きく育てることもできます。
一方、すでに実店舗で多くのスタッフが在籍しており、売り上げも上がっている事業者がそのままの規模感でオンラインストア運営に乗り出すことも可能です。

無理にプレミアムプランを目指す(利用する)必要もありません。
むしろShopifyのプランは最小限のベーシックプランに抑え、Shopifyアプリで機能や分析を充実させることも可能です。

ある意味Shopifyは「あらゆるビジネス規模の事業者が何でもできる場所」と言っても過言ではありません。

だからこそ現在の、あるいは今後の計画や状況を鑑みて「自社が目指すビジネス規模とは何だろう」と考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

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