【2020年3月最新版】今さら聞けない自社ECサイトを運営するメリット・デメリット

今や商品を販売するのにECサイトを運営することは規模の大小に関わらず必須と言えます。
一昔前は無料で手軽に運営できるECカートと、何でもカスタマイズできて本格的に出来るけど費用が高いECカートの両極端でした。
つまり自社EC運営をしたいと考えたときに、メリット・デメリットをしっかりと把握しておかないと後々移行するハメになったり、逆に費用対効果が合わず継続が難しいという状況に陥ってしまうこともありました。

そういった無料ECカートと有料の本格的なECカートのちょうど間にあるのがShopifyだと考えています。

今回はShopifyを中心に、自社ECサイトを運営するメリット・デメリットを整理していきます。

自社EC運営のメリット

そもそも、なぜ自社ECサイトを運営するのか?

この記事を読んでくださっているあなたがどんな商品やブランドを扱っているかは分かりませんが、少なくとも「自社商品」と呼べるオリジナル商品や代理店契約している商品ならば自社ECサイトは運営したほうが良いでしょう。

MEMO
今後は自社生産、OEM・ODM、代理店契約のいずれも一括りに「自社商品」とします。

逆にいわゆる「転売」と呼ばれるような他社商品を右から左に売るだけなら自社ECサイトを運営するほどでもなく、AmazonなどのECモールでも十分です。なぜなら自社商品ではない以上、競争力は価格にしかなく、差別化も出来ないからです。

では、自社商品を扱う事業者がオンラインで販売するためには、どんな方法があるでしょうか?
商材にもよりますが、最もオーソドックスな方法はAmazonへの出品です。あるいはヤフーショッピングや楽天市場など、いわゆるECモールと呼ばれる場所での販売です。

ECモールは既に多くの顧客を抱えており、なおかつ信頼性もあるので集客力は抜群です。
一方で、モール内では多くの他社商品も存在するので比較検討されたり、埋もれたり、あるいはモールの規制もあります。
つまり集客力と信頼性の代わりに「個性」は出しづらくなり、なおかつ販売手数料もそれなりに発生するので利益率に影響します。

こうした要素を踏まえ、ECモールだけではなく自社ECサイトを運営することのメリットがあります。

利益率が高くなる

自社商品には販売価格、仕入れ原価、輸送費など1つ売れるといくらの利益になるか設定されています。
仕入れ原価や輸送費などのコストは極端な話、どこで販売しても同じです。

最も利益率に直結するのは販売手数料です。
販売手数料が低ければ低いほど、その分だけ残るお金が増えるのは当然です。

前述のAmazonや楽天市場といったECモールでは平均して10~20%程度の販売手数料が発生します。あるいは最近だとクラウドファンディングでテストも兼ねた予約販売ができますが、その手数料も20%前後です。

自社ECサイトであれば、販売手数料は決済に掛かる手数料のみなので、概ね3~5%程度です。
たとえ5%としても、20%と比べれば大きな違いです。

もちろん自社ECサイトは集客も自社で行なう必要があるので、その分だけ広告宣伝費は掛かります。なので単純にパーセンテージだけで比較するのはナンセンスですが、それでも費用対効果が高いのは自社ECサイトのメリットです。

購入者リストが蓄積できる

私はこの購入者リストの蓄積こそ、自社ECサイト運営における最大のメリットであると考えています。

Amazonや楽天市場といったECモールは絶対に顧客情報を渡したがりません。具体的にはメールアドレスのことです。
Amazonも楽天市場も購入者情報のうちメールアドレスはモール専用アドレスが使われているため、取引に関する連絡以外は出来ない仕組みになっています。

注意
やろうと思えばできますが、規約違反でアカウント停止リスクがあるので危険です。

ヤフーショッピングは一応メールアドレスを取得できますが、基本的にはこちらも取引に関する内容のみで使用するものであり、自社セールスに使用するのは躊躇されるものです。

しかし、自社ECサイトであれば当然自社で獲得したお客様ですので、その後に自社に関するセールスをしても全く問題ありません。(やり過ぎは良くないですが…)

この辺りは戦略的な部分になりますが、例えば自社ECサイトにあえて低単価で利益もほとんど取れないような商品を置く場合もあります。その商品単体での利益は度外視し、購入者リストを獲得するための施策です。
それが良いかどうかは戦略次第なので一概には言えませんが、それくらいお客様の情報を蓄積していくことは事業者にとって重要な要素です。

誰しも創業時、立ち上げ時にはお客様がいない状況ですが、少しずつでも蓄積していくことで、いずれは大きな利益をもたらすことになります。これはECモールだけで販売していたのでは蓄積できません。

積み上げ型ビジネスに出来るのが自社ECサイト運営のメリットです。

ブランディングの自由度が高い

ECモールの場合、商品ページや店舗デザインはある程度限られてしまいます。
他社商品と似たような構造なので、差別化できるのはキャッチコピーと画像、あとは価格やレビューくらいです。

自社ECサイトであれば店舗全体のデザインからカスタマイズできるのはもちろん、例えばポップアップを表示してクーポンを出したり、カート落ちしたお客様に対してメールを送信したり、あるいはLINE@に誘導する等、できることは自由です。

また自社で出稿したGoogle広告やFacebook広告、あるいは検索流入などアクセス解析も自由に出来ます。
モールの場合はモール内での分析ができる一方、こうした外部施策はブラックボックスになっているので分析には限界があります。

とにかく「こんな施策をしてみたい」と思い付いたアイデアや戦略はほとんど全て実行できるのが自社ECサイトのメリットです。

自社EC運営のデメリット

基本的にはメリットが多い自社ECサイトですが、もちろんデメリットはあります。
既にいくつかメリットの中にも出てきましたが、改めてデメリットもまとめます。

自力での集客が必要

ECモールはAmazonや楽天市場といったモール自体の知名度、信頼性、あるいは広告施策などによって集客力があるのは強みです。

その逆で、自社ECサイトは集客も自力で行なう必要があります。
既にブランドや商品名に認知度があれば良いですが、多くの場合はそうではないと思います。
自社でWEB広告、広報活動、オフライン展開などの施策を考え、実行していかないとお客様はやって来ません。

ECモールはある程度放置していても勝手に集客してくれる部分はありますが、自社ECサイトは立ち上げただけでは誰も訪れないので、集客して初めて本格的な稼働と言えます。

立ち上げに手間がかかる

一度稼働し始めれば自社ECであれモールであれ、手間はそこまで変わりません。
在庫管理、注文処理、顧客対応などの業務が発生するのは同じだからです。

最も大きな違いは立ち上げの時です。
モールの場合はアカウント作成して管理画面が付与されれば、商品情報を登録すればすぐに販売開始できます。
ページや決済システムなども全て用意されていますので、いわば風呂敷を広げて商品を並べればOKです。(表現が古いw)

一方、自社ECサイトはアカウント作成後、例えばドメイン設定、決済設定、そしてデザイン・レイアウトの設計から商品情報の落とし込みまで行なうので、何かと作業量が多いのは事実です。

更に前述の通り、開店しただけではダメで集客も必要ですので、スタートしてすぐの初速という意味では課題があります。

デメリットを補うのがShopify

ここでまとめた自社ECサイト運営のメリット・デメリットは多くのECカートシステムに該当する要素です。
では、どのECカートを選択すべきかと言えば、それはデメリットを補ってくれるECカートに違いありません。

デメリットに挙げた集客の部分は正直なところECカートシステムの問題では無いので、これは自社の企業努力としか言いようがありません。しかし、もう一つの立ち上げに掛かる作業量、手間の部分はShopifyを利用すれば軽減できます。

Shopifyは高品質なデザインテンプレート(Shopifyテーマ)が用意されており、実際の作業もドラッグアンドドロップで可能です。
HTML、CSSの知識は不要なので、商品の情報と画像さえ用意しておけば立ち上げは簡単です。
ドメイン設定も管理画面から行ない、独自ドメイン設定も手順通りに行なえばOK。

更に私が一番優れていると思っているのが決済システムの設定が簡単なことです。
Shopifyペイメントというデフォルトの設定でクレジットカード(VISA/MASTER/AMEX)が使えるようになり、なおかつPaypalやAmazon Payの設定も簡単です。

私は過去にWordPressでECサイトを運営していたことがあります。その時にEC向けプラグインを使っていたのですが、Amazon Payの設定でとにかく手間取りました。(結局、導入を諦めましたw)

Shopifyなら管理画面に手順も記載されているので、その通りに進めれば多くの人は対応できるはずです。

弊社で運営しているShopifyでもAmazon PayやPaypalでの支払いのお客様が一定数いらっしゃいます。
決済の選択肢を広げることはお客様の利便性に直結しますので、売上・利益にも直結します。

その選択肢が多く、なおかつ簡単に設定できるのはShopifyの強みです。

他にもShopifyの強みはたくさんありますが、今回の自社ECサイト運営におけるメリット・デメリットと、デメリットを補うという意味でのShopifyの解説はこのくらいにします。

今後ともよろしくお願いいたします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です