Shopify(ショッピファイ)と楽天市場の販売チャネル連携が今日からスタート!Shopifyで出来ること・出来ないこと

今日はEC業界、Shopify(ショッピファイ)プレイヤー界隈にとってビッグニュースが入ってきました。
Shopifyと楽天市場の販売チャネル連携がスタートしました!

(Shopify公式ブログより引用)

楽天市場と言えば知る人ぞ知る国内老舗ECモール。もはやここでご説明する必要は無いでしょう。
今回の連携はShopifyアプリとして楽天市場で販売できる「販売チャネル」のサービスがローンチしたそうです。

Shopifyはオンラインストア以外にFacebook、Messenger、Instagram、購入ボタン(埋め込み)といった外部サービスへ「販売チャネル」として追加・連携できる機能がありました。
Shopify管理画面から商品登録した商品情報を外部サービスでも販売できる機能ですので、ありがたい機能です。

今回の連携によって既に楽天市場を運営しているストアはもちろん、新規出店を検討している事業者にとっても検討を促す要因になるのではないでしょうか。実際に弊社でも、これを機に楽天市場へ出店しようか真剣に検討をしています。

そこで今日はShopifyと楽天市場の連携によって何が出来て何が出来ないのか、整理してみたいと思います。

公式ブログに詳細あり

Shopify公式ブログに今回の楽天市場との連携に関する記事がアップされています。
https://www.shopify.jp/blog/rakuten-sales-channel
言わば公式情報ですので具体的な連携に関しては公式ブログも是非ご覧になってください。

ここでは現在のストア運営の状況に分けて整理していきたいと思います。

楽天市場に出店中の場合

すでに楽天市場で店舗運営しており、なおかつShopifyでもオンラインストア(自社ECサイト)を運営している場合。
この場合はすでに双方のストアがありますので、連携におけるハードルは相当低いと言えます。

具体的に発生するコストはShopify公式に注意事項に記載のあった下記になりそうです。

※「楽天市場」のオプションサービスであるRMS商品一括編集機能(月額10,000円税抜)が連携には必須となっております。

ただし、出荷を楽天ロジやネクストエンジンなどの外部サービスと連携している場合、その辺りとの連携がどうなるのかはまだ分かりません。
別途、新たな連携を作って3社連携になるような可能性もありますので、出荷を外部委託している場合は確認が必要です。

連携の流れ

すでに楽天市場のアカウントがありますので、楽天市場アプリをShopifyストアにインストールし、ストア情報を連携します。
https://apps.shopify.com/rakuten-ichiba-jp

以下、Shopify公式ブログから引用させていただきます。

1、RMSにログインします
2、右上のメニューをクリックすると店舗URLが表示されます。こちらを「楽天市場店舗URL」に入力します。
3、拡張サービス一覧 > 各種申請・設定変更 > システム開発企業からのAPIアクセス許可設定 > 設定変更をクリックします。会社名「Byward Labs,Inc.」、製品名「Sales Channel App」のライセンスキーを「RMS API ライセンスキー」に入力します。
4、トップに戻り再び右上のメニューを選択し、「R-Login(利用者管理)」をクリックします。
5、再びログインをします。 
6、あんしんメルアドサービスメニューをクリックし、「メールサーバ設定情報」をクリックします。SMTP AUTH IDを「SMTP ID」にSMTP AUTH パスワードを「SMTPパスワード」に入力して、接続を行ってください。

Shopifyで出来ること

楽天市場のストアとShopifyを連携すると、Shopify管理画面で登録した商品を楽天市場のストアでも販売(出品)が可能になります。
具体的にはShopifyで設定できる下記項目が楽天市場に反映されるようです。

  • 商品名
  • 商品説明文(PC・スマホ)
  • キャッチコピー(PC・スマホ)
  • 全商品ディレクトリID
  • 商品画像(楽天市場ガイドラインに準拠)
  • 販売価格
  • バリエーション(サイズ・色・個別価格・個別送料・消費税率・公開ステータス)

出品が完了して楽天市場から注文が入った場合や変更したい場合、下記の処理がShopify管理画面で可能(楽天市場に自動連携)になります。

  • 在庫数の変更
  • 注文情報確認(顧客情報など)
  • 出荷完了後の出荷通知(楽天市場へ自動連携)
  • 注文のキャンセル
  • バリエーション写真の更新
  • 商品の削除
つまりShopify経由で販売している商品が楽天市場で売れた場合、その注文情報を確認でき、出荷した後の追跡情報や配送会社の登録及びお客様への通知もShopify経由で可能となります。
これで楽天市場の管理画面にログインして作業しなくてもShopify管理画面で処理でき、自動連携される仕組みのようです!

他にもShopifyで変更した在庫数が連携される点や商品自体を削除すれば楽天市場でも非公開になるといった連携も嬉しい機能です。

Shopifyで出来ないこと

Shopifyと楽天市場の連携はあくまでも商品がメインとなっています。
以下の作業や対応についてはShopify管理画面では出来ないようなので、従来通り楽天市場の管理画面から対応する必要があるようです。

  • ストア全体の編集
  • 商品情報の更新
  • アプリ導入前の既存商品連携
  • メールアドレスの取得
  • 複数アカウントの連携
  • ダウンロード商品の販売

ストア全体の編集

流石に楽天市場のストアそのものはShopifyから編集は出来ないようです。
ヘッダー・フッターやサイドバナー、運営者の情報など楽天市場のストア全体に関する内容は楽天市場の管理画面からとなります。

商品情報の更新

FAQを見ると、意外にも商品情報の「更新」は連携されないとの回答がありました。
在庫や注文情報は連携されますが、例えば商品名、説明文、価格を変更した場合は楽天市場でも変更が必要とのことです。
これは注意が必要ですね。(今後アップデートされるかもしれませんが)

アプリ導入前の既存商品連携

あくまでもShopifyから登録した商品の情報が連携されるので、Shopify連携前に楽天市場で出品されている商品は連携されません。
似たような意味合いで「楽天市場→Shopify」の情報連携もできません。

「Shopify→楽天市場」の一方通行となるので、その点はよく覚えておいたほうが良さそうですね。

メールアドレスの取得

楽天市場の注文ではお客様のメールアドレスが楽天市場専用になっています。
この点については流石にShopify連携しても取得は出来ないようです(苦笑)

楽天市場から注文が来た情報はあくまでも楽天市場専用メールアドレスが情報として連携されるのみ、ということになります。

複数アカウントの連携

楽天市場とShopify、どちらにしても1ストアにつき1連携のみとなっているそうです。

ダウンロード商品の販売

Shopifyではデジタルコンテンツなどのダウンロード商品(配送をしない商品)販売が可能ですが、楽天市場では出来ません。
そのため必ずShopify側で「配送が必要な商品」になっている必要があります。

楽天市場に出店していない場合

Shopifyと楽天市場の連携で出来ること、出来ないことをまとめてみましたが、現在楽天市場に出店していない場合は当然ですが楽天市場への新規出店が必要です。

楽天市場は特にアパレル系の商材が強い傾向もあるのでAmazonとは異なる客層になります。独自のポイント制度やセール展開もあったりなど、まさしく本格的なストア運営が出来るだけのプラットフォームが用意されています。

一方で他のモールに比べると初期費用と月額運営費が高いというの事実です。
Amazonやヤフーショッピングは「とりあえずアカウント作ろう」くらいの感覚でもOKですが、楽天市場への出店はそれなりにコストとリソースが必要です。弊社も未出店なので偉そうなことは言えませんが、生半可な気持ちで出店するとかえって痛手になる可能性はあります。

すでにShopifyで十分な売り上げが立っていたり、他のモールで売上実績があるなど土台が出来ている状態の方がリスクは低いのではないでしょうか。

とはいえ、今回の連携で管理のしやすさは格段に上がることが考えられますので、これを機に新規出店をしてShopify連携すればこれまで以上の売り上げ、利益を獲得できる可能性も上がることが期待できます。

新規出店を申し込み、審査が通ってからの手順は同じですが、ストア全体の構築は楽天市場の管理画面で対応が必要ですので、その分の工数は考えたほうがよいでしょう。

今後の事例やアップデートにも注目

今回まとめた内容は、あくまでも公式情報を整理した形となっています。
実際に操作してみたわけでは無いので、その点はご了承ください。

弊社では現在、楽天市場での出店はしていませんので直接触ることが出来ていないのですが、これを機に販路拡大と知見を貯める意味でも出店を検討しています。
また、クライアント様で導入され、シェアが可能な範囲で許可をいただければ事例としてご紹介することもできるかもしれません。

いずれにしても今後の事例やアップデート情報もキャッチしていきたいと思います。

楽天市場の管理画面は使いづらいという声をよく聞きますので、今回の連携は多くのEC事業者、特に現時点で楽天市場とShopifyの双方を運営されているストア様にとって関心の高いニュースと言えるのではないでしょうか。

国内大手モールとの提携を実現したShopifyには改めて脱帽です。

今後も情報があればシェアさせて頂きます。

MEMO
仕様や条件は記事公開日時点の情報となります。今後アップデートされ変更となる可能性が十分にありますので予めご了承ください。

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