Shopify(ショッピファイ)から学ぶ新型コロナウィルス支援策のスピード感

ご存じの通り新型コロナウィルスの影響が世界中に広がっています。
こうした状況の中で政府はもちろん、企業も国民生活や事業者への支援策を講じています。

Shopify(ショッピファイ)はカナダ発のスタートアップ企業ですが、既に日本を含めて世界175ヵ国、820,000店舗以上が稼働するグローバルサービスとなっています。

世界中がウイルスと戦う中でShopifyもマーチャント(ストア運営者)への支援策を積極的にスピード感を持って対応しています。支援内容もそうですが、何よりもスピード感からShopifyの魅力と懐の深さを学んでみます。

Shopifyの主な支援策

Shopify本国のサイトでは「COVID-19 RESPONSE」と題した特設ページを設けています。
そこではオンラインストアを運営する事業者への支援策を主に6つ発表しています(日本では該当しない項目もあります)。

全プランと顧客向けのギフトカード

ベーシックプラン(月額29ドル)にはギフトカードを使用できる機能はありませんが、それを解放しています。
ギフトカードとはAmazonギフト券のような機能で顧客に対して実質的な割引ができるような仕組みです。
プレゼントとして誰かに渡すことで買い物を促すことも出来るでしょう。

スタンダードプラン以上で使用できる機能を解放したことで利用者が多いであろうベーシックプランのマーチャントにも間口を広げています。

2億ドルの中小企業支援ファンド

日本では利用できませんが、実質的な資金繰り支援と言えます。
日本国内でも金融機関以外のプラットフォームやサービスが資金繰り支援として金融サービス(融資)提供をしていますが、それと同じ機能と言えます。

コミュニティサポート

英語がメインにはなりますが新型コロナウィルス対策の知恵を出し合うコミュニティも立ち上がっています。
https://community.shopify.com/c/COVID-19-Discussions/bd-p/covid-19

そもそもShopifyはShopifyコミュニティという形でストア運営者同士が交流したり質問ができる場を設置しています。
広く開かれた場を提供することでストア運営者同士が交流でき、情報交換や対策を学ぶことが出来ます。

それは例えばShopify本体に問い合わせなくてもコミュニティで解決できることもあるという可能性を秘めています。

ローカル集配サポート

日本では利用できませんが、ストア運営者の拠点が購入者と近い地域にある場合に受け取りを支援します。
例えばオンラインストアで購入して店舗で受け取るといった方法も可能です。
これは新型コロナウィルスの影響のみならず、今後もオンラインストアと実店舗の有効な使い分けとして日本でも浸透してくる分野と言えます。

90日間の無料試用期間の延長

これは日本でも利用できます。
通常は無料お試し期間が14日間でしたが、現在は90日間まで無料でストアの準備が可能です。
時間をかければ良いというわけでもありませんが、例えばストア登録してみたけど、それどころでは無くなってしまった、といった事業者の方には救済措置と言えます。

ライブウェビナー

Shopifyはもともとオフラインでも積極的にセミナーを開催していますが、それをオンライン上で積極的に実施していく方針です。
イベントの自粛要請や外出禁止などオフラインでのセミナーや交流が制限されていますので、オンラインを活用した支援策と言えます。

Shopify CEO自ら呼びかけ

Shopifyを創業したTobi氏は3月16日、自らのTwitterで新型コロナウィルスの影響に対する支援策のアイデアを募りました。
DMも解放するという、まさにオープンな対応です。

こうしたスピード感、フレキシブルな判断と実行に移すスピード感はShopifyが成長し続けている大きな要因と言えます。
Shopifyは英語圏をメインに普及しているので日本で利用できる支援策は限れていたり、Shopifyコミュニティの多くは英語でやり取りされている点などはありますが、日本はShopifyの中でプライオリティの高い国であることは明言されています。

国や自治体が支援するのは当然ですが、いち企業がここまで積極的にスピード感を持って支援に乗り出すのは出来そうで出来ないことです。

今回の影響にかかわらず、Shopifyでは積極的なアップロードや新技術を実装するなど常に走り続けている印象があります。
こうした姿勢からも今後市場シェア拡大、普及率拡大をしていくであろうことは容易に想像できます。

具体的に支援策の中身がどの程度有効なのか、ストア運営の支援に繋がるのか断言はできませんが、何もしないよりスピード感を持って実行する、その「やりきる力」から学ぶことは大きいと考えています。

大変な時期ではありますが、それぞれがそれぞれ出来ることを熟考し、そして考えるだけで無く行動に移すことが求められていると感じます。

私たちもいま出来ることを考え、アフターコロナでいかにお役に立てるか虎視眈々と準備して参ります。

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