呉 達人
Shopify新規構築をはじめ、自社EC・Amazon・楽天市場・クラウドファンディングを活用した総合的なEC運営支援に取り組んでいます。
私たちが普段の生活で買い物をするとき、大きく分けて実店舗とネットショップ(オンラインストア)の2つ選択肢があります。
オンラインストアの場合もAmazonや楽天市場といった、いわゆる「ECモール」型もあれば、各店舗や事業者が独自に運営する「ECサイト」型など様々です。
このうちAmazon、楽天市場、ZOZOTOWN、ヤフーショッピング、メルカリといったモール型で買い物をする場合、それぞれ「どこどこで買い物をした」という意識があろうかと思います。
例えば「Amazonでカメラ機材を買った」とか「楽天市場で炭酸水を買った」という具合です。
一方、独自のストアで買い物をした場合は、その商品やブランドのお店で買ったという意識が強く働きます。
言い換えれば独自のストアがShopifyで運営されていようが、BASEやストアーズといったカートシステムであろうが、購入者にはあまり関係ない話です。
とはいえ、無意識であってもShopifyで運営されているオンラインストアで買い物をするのは、いくつかのメリットがあります。
運営者にとっても購入者にとってもメリットと言えるShopifyの強みや特徴と併せてご紹介していきます。
目次
Shopifyで買い物をするメリット4選
今回はShopifyで買い物をするメリット4選と題してまとめていきます。
購入者の方にとっては、わざわざShopifyかどうかを確認する必要はありません。
しかしShopifyで運営されているストアだと享受できる恩恵があることをお伝えできればと思います。
一部の内容に関しては対象外となるストアもございます。予めご了承くださいませ。
公式からの直送
Shopifyで運営されているオンラインストアは、そのブランドや商品の公式ストアである場合がほとんどです。
その逆はAmazonや楽天市場といったモールで大手メーカーや大手ブランドの商品を許可なく販売している、いわゆる「転売」業者です。
公式ストアの場合、品物はストア独自の梱包や包装をされて消費者の元に直接届きます。
仮にどこかの外部倉庫に保管しており、出荷を委託していたとしても、独自のクーポンやショップカードが同梱されているなど工夫があります。
どうしてもAmazonなどのモールだと大量の荷物を処理するため梱包などは統一されがち。
オンラインストアの楽しみは開封する瞬間にあるとも言えますので、せっかくお金を払って買い物するなら公式ストアから届く荷物を楽しみにするのも一つの購入体験となります。
独自の補償(サポート)
モールで買い物をすると、何かあった時の補償やサポートはモールに依存するケースが多々あります。
一方、独自の公式ストアであれば運営する会社や事業者と直接やり取りすることができます。
問い合わせ受付のスムーズさなどから見ても公式ストアの方が分かりやすいことが多いので、特に購入した商品が高額であればあるほど公式ストアの方が安心感が増します。
また返品交換期限や故障時の補償期間などがモールと公式ストアで異なる場合もあります。
運営者にとっては、基本的にはモールの方が手数料が多く発生するため公式ストアで購入してもらった方がありがたい事情があります。(もちろんケースバイケースですが)
そういった意味で、モールより公式ストアで購入したほうが特典があったり、例えば補償期間が長いといった恩恵があるケースもあります。
決済の安全性
オンラインストアにおける一番の懸念は決済の安全性です。
以前ほどオンラインで買い物をするのに抵抗は減ったと思いますが、まだまだ「オンラインで買い物をするのは何となく怖い」と感じる方もいらっしゃるでしょう。
でも安心してください。
Shopifyを通じて決済をする場合、金融機関並みのセキュリティレベルとなっています。
一般的に、これほど高いセキュリティレベルをいち事業者が用意するのは並大抵のことではありません。
ごく一部の資金力がある大企業に限られてしまいます。
しかし、Shopifyは月額約3,000円ほどで利用でき、高いセキュリティレベルの環境も利用できます。
つまり中小零細や個人規模の事業者であっても、購入者に安心してオンライン決済してもらえる環境が整備されているのです。
いかに魅力的な商品が販売されていても、決済に不安があっては購入の足踏みになってしまいます。
Shopifyで運営されていれば、この点もクリアできます。
Shopifyが誇るアクセス集中時の処理
テレビでお店や商品が紹介されると、瞬く間にアクセスが集中。
サイトにアクセスしてみると、閲覧できないという状況に遭遇した経験はありませんか?
特にオンラインストアの場合、せっかくテレビをきっかけに「買ってみようかな」と思い立ってスマホ検索しても、アクセスできなかったり、物凄く重くなって全然動かなくなったら買う気が失せてしまいます。
せっかく「明日お店に行ってみよう」ではなく「今すぐ手元にあるスマホで購入しよう」と思い立ったお客様の意欲を削ぐことは、ストア運営者としてあってはならないことです。
そういった意味で、Shopifyで運営されているストアは大量のアクセスが集中しても停止することはありません。
厳密には多少回線が重くなったり、決済処理の段階で「待ち時間」が発生することはあり得ます。
しかしサービス(オンラインストア)そのものが停止することは無いように設計・管理されています。
人気ブランドや人気商品でメディアへの露出が多ければ多いほど、こうしたチャンスで真価を発揮するのがShopifyで運営されているストアと言えます。
躊躇なくストアにお客様を呼び込もう
冒頭でも触れたように、お客様(購入者)自身がモール以外で買い物をする際に「Shopifyかどうか」を気にすることはほとんど無いでしょう。
一方、ストア運営者からすれば、今回ご紹介した要素を満たすShopifyであれば何のためらいもなくお客様をストアに案内できます。
仮にお客様から決済の安全性やアクセス集中時の問い合わせが来ても、自信を持って回答できます。
オンラインストアの本質は運営者(あるいは生産者)と消費者を結ぶ選択肢の一つであること。
そこに使いやすさ、決済の安全性、アクセス集中時の不具合など、本来は「余計」ともいえる懸念事項がハードルとなってしまいます。
そういった従来のハードルや懸念事項を、Shopifyで買い物をしてもらうことによって払拭できるのです。
つまり消費者がShopifyで買い物をするメリットは、そっくりそのまま運営者がShopifyでオンラインストアを運営するメリットとなります。
この点を理解したうえで、良い意味で「Shopifyを使い倒して」商品やサービスの発展に繋げてください。
そしてお客様は気に入った商品を安心してお買い求めください。