「お一人様1個まで」購入制限を実装するShopify(ショッピファイ)アプリ『Limits by Limitsify』

呉 達人

こんにちは。長野県佐久市のShopify Experts認定企業・合同会社FRONTIER TRADE代表の呉(くれ)です。
Shopify新規構築をはじめ、自社EC・Amazon・楽天市場・クラウドファンディングを活用した総合的なEC運営支援に取り組んでいます。

世界中で猛威を振るうCOVID-19。
日本国内でもマスクが品薄になるなど一部商品の需要と供給がアンバランスとなっています。
マスクの増産が進んでおり少しずつドラッグストアなどで販売されるようになったようですが、依然として品薄状態には変わりありません。

こうした状況の中で店舗としては「お一人様1箱まで」といった購入制限を掛けることになります。
マスクのような日用品が品薄になるのは異例の事態ですが、オンラインストアでもこうした購入制限が必要なケースが発生します。

オンラインストアでの購入制限はいくつか理由があると思いますが、大きく分けると

  • 生産量が少なく貴重である
  • 大量購入(買い占め)されることを防ぐ
  • 大量購入後の転売防止
  • 誤操作による大量注文の防止

などの対策として導入することになります。

Shopify(ショッピファイ)にはデフォルトで購入制限をする機能は無いので、Shopifyアプリで実装することになります。
そこで今回は「お一人様1個まで」といった購入制限を実装するShopifyアプリ『Limits by Limitsify』を見ていきます。

Limits by Limitsifyとは?

Limits by Limitsifyは特定条件による購入制限を設けてカート追加時にアラートを出す(チェックアウト画面まで遷移できない)機能を実装するShopifyアプリです。

料金体系
10日間お試し無料/月額$4・$7
アプリのレビュー
★4.0/15件のレビュー

レビュー件数が少ないので、まだそこまで多くのストアでは導入されていないことが推測されます。
購入制限は本来、ストア側があえて売り上げを制限することにもなるので積極的に利用されるものではないかもしれません。
しかし、冒頭でも書いたように生産量が少なく一人当たりの購入数を制限したい場合や、人気商品で転売や誤操作を防止するといった意味では有効な方法です。

では、具体的にどういった条件で購入制限を実装できるのか詳しく見ていきましょう。

価格による購入制限

最小または最大価格の範囲で購入制限を掛けることが出来ます。
例えば合計10,000円までしか購入できない、あるいは最低2,000円以上ではないと購入できない、というルールです。

例えば商品単価の安いラインアップがメインで、なおかつポストインが利用できないサイズで1個だけ購入されると送料が割に合わない、といったストアの場合には最小価格を設けてもいいかもしれませんね。

ただし、この設定はチェックアウト時の合計価格になるため必然的にストア全体に影響が及びます。

製品別による数量制限

特定の商品だけ購入数量の制限を掛ける設定。
これがまさに「この商品はお一人様〇個まで」という設定になります。

ストア全体ではなく製品ごとなので人気商品や生産量が少ない商品に限定した展開が可能になります。

商品タイプによる数量制限

商品ごとに分類できる「商品タイプ」で制限を掛ける設定。
Shopifyの商品管理において「商品タイプ」がカテゴリー管理に近い要素となるので、カテゴリー単位で制限を掛けたい場合に最適です。

例えば「限定商品」といった商品タイプでカテゴライズしておき、それらを全て「お一人様3個まで」といった制限の設定が可能になります。

重量による数量制限

Shopifyの商品登録では重量を設定することも可能です。
重量は送料の計算にも使われるので、もし明確に重量で分けたい場合は活用できますが、制限を掛けるときにも活用できます。
やや複雑な運用になる可能性はありますが、「〇gまで購入可能」といった制限を掛けたい場合にも利用できます。
※当然ですが商品管理で重量の設定が必要です。

アイテム数による数量制限

商品や価格に関わらず、カート内の商品数による制限です。
ストア全体として「お一人様10個までしか購入できません」といった設定になります。

ストア自体がキャンペーンによる期間限定ストアのような限定性があれば、価格や製品に関わらず合計点数で制限したい場合に活用できます。

ポップアップ表示の編集可能

それぞれ設定した条件に満たした(制限に達した)状態でカートに移動するとポップアップが表示されます。
このポップアップが表示されている状態ではチェックアウト画面まで遷移できないので、ユーザーは案内に従って注文内容を編集する必要があります。

デフォルトではポップアップの案内文が英語になっているため、これは日本語に変更する必要があります。
ポップアップの出し方もいくつかテンプレートが用意されているので選択可能です。

また条件は変数を使えるので、例えば「お一人様5個までです」の<5個>の部分を手打ちすることなく変数を使うことで、もし後から個数などの条件が変わった場合にも対応できます。

10日間お試し後は4ドルor7ドル

10日間お試し無料で利用でき、その後は4ドルまたは7ドルプランを選択します。
4ドルだと商品数の制限なく購入制限を掛けることが出来ます。(何だかおかしな言い方ですが笑)
7ドルにすると、より細かい条件で制限を掛けることもできるようです。

ストアとして制限の条件が1つだけなら4ドルプランで問題なさそうです。

まとめ

総合評価
使いやすさ
(3.0)
売上貢献度
(2.0)
料金
(5.0)

購入制限のルール設定自体は難しくありませんが、ポップアップの表示を日本語訳する必要があるので、その点ではやや使いにくいと言えるかもしれません。

また購入制限自体が売り上げに貢献するわけでは無いので、売上貢献度も低めに評価しました。

とはいえ、これまで書いたように様々な観点から何らかの購入制限を掛けたい場合に月額4ドルですぐに実装できるので、料金は良心的と言えます。

また、このアプリを上手く応用すれば卸売向けのストアにもなります。
卸売サイトは別で優秀なShopifyアプリもありますが、細かく条件を決めて設定したい場合には安価で活用できます。

ストアに購入制限を掛けたい場合にはオススメのShopifyアプリです。

補足

ご紹介したShopifyアプリの価格や機能、レビュー状況は記事公開時の情報です。サービス自体の有無も含めて時間が経過すると変化します。最新情報はShopifyアプリストアの各アプリページをご確認ください。

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